【元日銀審議委員に聞く“日銀のロジック”】為替介入/6対3の票割れの意味/今のインフレは“本物”か/実質賃金プラス続くか/元日銀審議委員・野口旭氏と白井さゆり氏×永濱氏【PIVOT】
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▼「為替介入」についてのお二人のコメントは、以下となります。
白井さゆり 氏より
本日の日本当局による為替介入の実施がドル円が161円近辺まで円安が進んだ局面で行われており、160円を大きく超える動きをけん制する狙いがあったとみられます。ただし、こうした介入の効果が持続するかどうかは、今後の国際情勢や日米金融政策の方向性、日本の財政政策への信認、そして貿易赤字といった円安圧力の背景次第といえます。
野口旭 氏より
永濱さんがおっしゃっていたように、今回は連休入りを意識したタイミングで介入を行うに至ったということかと思います。仮にこのまま円安是正が定着すれば、本音ではなるべくじっくりと状況を見極めたい日銀にとっては、無理に利上げをせかされる状況がそれだけ遠ざかることになるので、大きな安心材料にはなると思います。問題はこの介入の効果がどれだけの持続性を持つのかという点で、それはひとえに米国への働きかけを含めた政府・財務省側の本気度次第だと思います。
<ゲスト>
野口旭|専修大学特任教授
元日銀審議委員(2021年〜26年)。東大経済学部を卒業後、東大大学院で研究を重ね、1988年から専修大学で教鞭を執る。元イェール大学客員研究員。
白井さゆり|アジア開発銀行研究所(ADBI)フェロー
元日銀審議委員(2011年~16年)。慶應義塾大学 総合政策学部教授。専門は国際経済、国際金融。現在は、国内外で多数の国際会議に参加。
永濱利廣|第一ライフ資産運用経済研究所 首席エコノミスト
1971年群馬県生まれ。95年早稲田大学理工学部卒業後、第一生命保険入社。2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2016年より現職。


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